開催日:2012-6-2〜6-30 10:00〜18:00 月曜休廊
佐竹保雄の鉄道写真展
東北を旅して その3
美しかったあの頃、景色もSLも、忘れない東北
s.29(1954)年3月から東北本線 豊原〜白坂のC62や、
磐越西線D52の写真の撮影をしてから、s49年(1974)年6月まで、
20年間で46回東北へ写真撮影に行きました。奥中山のD51三重連や、
花輪線8620三重連もよかったと思いますが、私が一番好きなのは
五能線でした。りんご畑の中を走る8620、海岸では一夜干しのするめを
食べながら撮影しました。昨年の 3.11の東北大震災、巨大津波の被害が
きつかった三陸の東海岸、気仙沼と大船渡の海岸には行っていません。
昨年は7月山科と、8月「ひとまち交流館京都」で『東北を旅して鉄道写真展
(その1)』を開催し、今年の2月の地下鉄 烏丸御池 駅ギャラリーの「鉄路輝く
写真展」(同志社大学鉄道同好会・OB会)の一部をお借りし、1周年に当たる
3月10日から18日まで「ひとまち交流館京都」で、被災された方々の鎮魂と、
鉄道の復興を願って東北鉄道写真展と鉄道模型の展示・運転をしました。
この大災害に心を寄せ鉄道展を開催できるのは、他の大学にはないようで
日ごろの活動のおかげかと喜んでおります。今回は20年間に撮影した約30点を
展示します。常磐線相馬付近を走るD51貨物列車や、冬の会津のC11など
未発表の写真が何枚かあります。ようは被災地を忘れないことです。
佐竹保雄(さたけ やすお) 1932年京都市生まれ
子どものころから汽車、電車が大好きだった。
1989年10月18日退職記念に、友人やお世話になった人たち
416人を乗せた特別仕立ての列車「トレランス」号を走らせる。
その後、7号まで走り2号を除いて佐竹個人のチャーター列車だった。
同志社大学鉄道研究会OB会所属。鉄道関係の本も多数出版。